(1500年代の、フランドル絵画スティルライフ作者不詳)
先日いただきました、R様のコメント。ありがとうございました。
まったく同感共感なので、いただいたものを転載させていたきます。
「ヨーロッパ…。
私は一度も行った事がないのですが、実は目標があります。
4年後にイギリス留学する!です。
(子供が2人いるので、子供達の受験やら何やらを考えると)
職業も関係していますが、イギリスの庭文化、国民の庭に対する意識、セオリー的な事。核心の部分にどうしても触れてみたくて、なぜあんなに庭文化が根付いているのか…。
緑豊かな空間作り・街造り…は、今後の日本にも絶対に必要だと思っています。
だいぶ日本もその事に気付き始め、2020年に向けてどんどん加速して行くだろうと思いますが、これを一過性のもので終わらせてはいけない!と常々思っています。
心地良い癒しの空間、お洒落でまた行きたくなるような空間…今の日本にはもっと吉谷さんのような方が必要なんです!
…と、熱く語ってしまいましたが、やはり庭文化について実際に体感するにはヨーロッパが適地だと考えています。
20数年前にアメリカの大学を卒業してますが、錆び付いた英語を少しでも取り戻しつつ、資金を貯蓄して行くのが当面の目標になりそうですσ(^_^;)
長文、失礼致しましたm(_ _)m」
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コメント。ありがとうございました!そして、なによりも、目標を持って日々生きること。応援したいです。
そして、私も同じ考えです。今も、日本の街の景色を見ていると時々絶望的な気持ちになる。それでも、少しづつ、自分にできることを。そして、同じような考えを持っていらっしゃる方を思うと勇気がでます。
私も、やはりヨーロッパ。アメリカも、もちろん素晴らしい先進国ですが、もう少しディープにと、思うと、結局ヨーロッパに学ぶこと。まだまだ奥深く。絵画も、コンテンポラリーも近代ものも、大好きですが、古典に深く憧れます。
学生時代、自分の学びたいこと、知りたいことは「実はヨーロッパにあったんだ」とは、初めてアメリカに行った時に気付いた。そして、ダヴィンチやミケランジェロの時代に遡らなくても、20世紀になっても、ガートルード・ジーキルやジャン・コクトー。ヨーロッパにしか、登場できない。
(アントワープで買った、ジャンマレー作の素焼き。ジャン・コクトーへのオマージュ作品だそうです。私の宝物)
先日のニュース。日本航空が大幅に減らしていたパリ行きの便を、再度、3月から増発し、戻して行くそうですね。まだ今年いっぱいは雰囲気が掴めないのですが、回復して欲しいです。
そして、やっぱり、ヨーロッパ。これからますます大変な局面を迎えていくとは思います。
でも、ガーデンおよび、景色の先進国は、ヨーロッパです。どう考えても!いろいろな角度から調べても。
そこは、もっともっとたくさん知らないと。
それには、「あらーきれいね」と、他人事で見ているだけではだめで、どのような努力や、犠牲の上にこの景色が成り立っているのか。経済効率よりも、手間暇をかけて伝統を守ったり、便利さよりも心地よさの面で、不便さを選択するような「大きく豊かな心が」そういう強い意思がないと。
そういう意味で自分だって怪しいものなのよね。なんというか、あの、アングロサクソンの血のような強烈さを持ち合わせてないので。
「なによりも美を優先して景色を守っている!」
と、あのパリの街を見ているといつも
「恐れいっちゃうねえ」
とぶつくさ言いながら歩いてしまう吉谷です。
ああ!ますます、行きたくなってきました。
イギリスの庭も、未だに、見ればみるほど、すごい!すばらしい。
カナダやアメリカに有名な庭があるといっても、やっぱりイギリスのそれとは比べものにならないと思うし。
それを2〜3年後、4年後でも、先の希望の目標にして生きて行くのが素晴らしいことだと思います。
私もあと5年後には、子育てが終わって本領発揮と行くといいなあと思っています。ああ、でも64〜5歳。
いまねえ。どんな風にかっこいいおばあさんになれるか。毎日イメージ膨らませて考えてます。