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オランダの光

ミセス誌で訪ねたオランダの旅「オランダの光を探して」では、オランダ政府観光局のご協力を得ながら、オランダのアートを中心に、オランダを独特の視点で見つめる取材をしました。

そのとき、私が特に取り上げたかったのが、オランダの光でした。2003年に制作されたドキュメンタリー映画「オランダの光」にも影響されていたし、なにしろフェルメールにレンブラントを輩出した国。

いくつかの視点があるのですが、そのなかの私の書かせていただいた拙いエッセイを、今回は掲載させていただく。

常に観光(光を観る旅)や「光景」を探し続けてきた私ですが、この考え方を持ってオランダを旅しないと、やはり、もったいないかなと思ったからでありました。

「レンブラントの光に惹かれて」

 光(自然光)への興味は尽きない。東京の自宅で、旅先で。たとえば、日本の光は西へ行くほど暖色になり、関西では赤が映え、東北へ行くほど寒色になり北海道では青が冴える。さらに遠く離れた海外では一層の違いがあり、異なる光を見いだす観光(光の観賞)旅行は、永遠に魅力的だ。

 オランダはヨーロッパの北寄りにあり、寒色の光には透明感も加わる。が、それだけではない。たとえばアムステルダムは運河の街で、街中に水面が多い。特に空が明るい日、一旦、天から降りる光が運河の水面に反射し2重の光源を生み、それが文字通りの美しい「光景」となる。光の画家といわれるフェルメールもレンブラントも、そんなオランダの光のもとで生まれた画家たちなのだ。

 観光旅行では飽き足らず、移住を決めた私たち夫婦が住んだのはイギリスだったが、ロンドンに住み最初の数年は古典絵画技法のスタジオに通い、中世以降の西欧古典絵画を模写で学んでいた。未来に残る作品とはどういうことか、その秘密を知りたかったからだ。

 そんな折にロンドンでレンブラントの作品と出合った。愛妻サスキアを描いた「アルカディアンコスチュームをまとったサスキア(別名フローラ)」だ。ナショナル・ギャラリーの有名なレンブラント・ルームに展示されていた。そこで、キアロスクーロといわれる自然光線の効果を用いたレンブラント作品に魅了された。いわゆるレンブラント・ライトといわれる、斜め上45度の角度から射す光で描かれた作品である。

 私の模写は、描き始めてから3ヶ月ほどで完成したが、その間、キャンバス地も油彩の油も顔料も、すべては17世紀と同じレシピで制作する。模写自体は、美術館のオリジナルや複写印刷物を見ての制作となるが、作品を描く想像の心はこの絵の描かれた1635年当時のレンブラントのアトリエを探っていた。

 この絵が描かれた空間と時間に射している光、明暗のコントラストは超現実的に美しいが、この眺めは実際に存在したはずだ。新婚まもないサスキアが、花の女神の衣装を着けやわらかな微笑みをたたえている。

 さて、模写から十年以上の歳月が経った今年、なんと現実に、私がレンブラントのアトリエに佇むことがになった! 静かなロンドンの家に住んでいた日々、のめり込むように想像していた17世紀の世界が、今まさに現実となってここにある。現実が想像とあまりにも似ていたので、正夢を見たような気持ちになった。レンブラント・ライト。高い窓から差し込むオランダの光と、高い天井ゆえに光が大きく回り込むマジックライトの空間。それはオランダの風光と、画家の選んだ光の質が生み出した世界だ。

 それにしても…、レンブラント大先生の画室にヘタな自作を持ち込んでの撮影など、不遜極まりない態度の私をどうか皆様お許し願いたい。


まったくほんとうだ。不遜極まりない。しかし、常に思う。マネは学び。学びに来ました。学びます。という気持ちが謙虚であれば….?

Piet Oudolf 先生作の庭の見学旅 @Holland 催行決定!

おかげさまで、

新たな作庭のムーブメント
宿根草主義 探訪の旅
Garden designs New perennial movement
Dutch Wave Garden tour
Piet Oudolf氏のプライベイトガーデン他

21世紀の花の庭。ダッチウエーブを探る旅

はてまた別の言い方! Piet Oudolf 先生作の庭の見学旅

どんなお伝えの仕方をしても絶対の価値あり。の旅。

 

皆様のおかげで、催行決定いたしました。

そして、まだ、月曜の朝まででしたら、追加お申し込みできる可能性あり!

ずっと、Piet Oudolf さんにお逢いできるようにとリクエストをしていまして

8月24日の訪問可能なスケジュールを確認していただきました。

現時点で、ご本人のいらっしゃる時間帯は、当日の午前中のみとのこと。

ゆえに、やはり、なるべくお逢いできるように。

若干、ルート的には距離が出てしまうこと、出発時間が早くなることを皆さまにご了解いただきつつ、最大限にご本人に会えるチャンスを生かしたいと思います。

 

ただし、皆さま、ご存知の通り。Piet 先生は超ご多忙。もしかしたら、急な仕事で不在にする可能性も….ないわけではないので、面会できない可能性がある事。予めご承知おきいただければ幸いです。でも!!! お逢いしたいですね。

 

というわけで、先にOudolf ガーデンを見学し、その後Priona gardensとMien Ruys Gardenを訪問のスケジュールです。

レーワルデンのオランジュホテルを朝、出発。

24 AUG:

07.30 leave Oranje Hotel Leeuwarden

10.00 arrival at Oudolf in Hummelo

11.30 leave

13.00 arrival at Priona Gardens+lunch

15.00 leave

15.15 arrival at Mien Ruys

17.00 leave

19.00 arrival at hotel Gravenshof in Zutphen.

まあ、どう考えても、上記三ヶ所を尋ねるだけでも、オランダツアーは、もとが取れると思っているのですが、その見方、感じ方、受け入れる感性も養っておきたく思うのです。

 

Garden Designs New Perennial Movement

 

私も長年のガーデンツアーを開催させていただいてきた経験や知識を生かして、ぜひ実りの多い旅にしたく思います!

 

行きたい!!!美しいものを観る旅!パンフレット完成!

ただいま、8月に予定しているオランダガーデンツアーの訪問先の詳細をずっと調べています。海外のサイトから本を取り寄せたり。オランダ版はお手上げ。英語版で、あいかわらず、たどたどしく単語を調べて、意味を理解(完璧な理解とはいえないのですが)

 

以前も、ミセス誌のオランダロケでの小さな街や村に滞在して、魅了されたさまざまな景色。写真は、個人宅の庭。

 

完璧に、オーダーの整った景色です。

まあ、どこもかしこも、実に、実に、いい感じなのです。有名じゃないだけです。

でも、それゆえに、情報が少ないので、少しづつ調べて。

でも、みなさまにご参加いただくのが一番の重要課題ですので

行きたい!と、思っていただくだけの写真や記事を。

デルフト焼のホテルの朝食。ルームサービスで。こちらは、過去3回のアムステルダム滞在で二度泊まったホテル seven-one-seven

でも、他のホテルも、すてきなデザインがいろいろ。

今回は、ツアーの終了後、大型バスでの侵入ができなくなったアムステルダム市内に移動して二〜三泊ほど延泊の予定ですが、それも、どのホテルにするか迷います。

話題のロイズホテルか、ピュリッツァーか、サーアルバート、

ピロウズはどう?https://www.pillowshotels.com/

 

立地がよいので、Conservatorium hotel Amsterdam  は?

いろいろ、TABLET のサイトを見てチェックをしています。

洗練の極み、クールなカフェや建築。美しい世界がたっくさん存在するので、

探すのも旅の楽しみです。

 

まずは、今回、訪問予定の、3つの美術館。

https://vijversburg.nl こちらは、日本人建築家の石上純也氏が建築とPiet Oudolf 氏の作品!
http://www.voorlinden.nl こちらは、ハーグ近郊に新しくできた美術館。マナーハウスを改装したモダンアートの美術館で、注目の作品がぎっしり!

 

 

 

オランダ・ガーデンツアー、募集開始!

もちろん「イングリッシュ・ガーデン」は不滅ですが、

21世紀に入って、そのイングリッシュガーデンに、

実に多大な影響を与えたともいえる、Dutch Wave を知らずに

「自然な草花の庭」は語れない。と断言します。

この写真は、ロンドンオリンピックのメドウ。この源流はやはり、

Dutch Wave にある?

との思いが強くなっていったのは、もう、数年前のことです。

でも、オランダ。皆様のなかで、詳しい方はいらっしゃいますか?

 

さて、先日、友人の後藤繁雄君の奥様、なぎささんから

去年の9月に、彼らがオランダの現代美術の旅にでたとき、現代美術館 Voorlindenを訪ねた、その写真をいただいた。

それから、先日、ミセス誌取材時にもお世話になった、オランダ政府観光局の方にもついに、相談し、最新情報を得た。

得るほどに、熱くなる。ヒートアップする。だって相当これは、面白い!

Piet Oudolf 氏は、名だたる美術館の庭を、ほとんどプランティングデザインしていますが、できれば、それは全部見たい。

http://www.voorlinden.nl/gardens/piet-oudolf-gardens/?lang=en

かと思うと、其の美術館は、見るべき作品もいっぱいで。

 

ジェームス・タレルやロン・ミュエクの作品。もう、最高にかっこいいので、台湾で体験し、興奮した世界の、数倍になることは、間違いない。

 

温暖化の影響と、賃金の高騰や人手不足などが原因で、庭で費やすべき労力を減らさざるを得ない状況です。

それと、20世紀の終わりにイギリスに起きたモダンブリティッシュのムーブメント。Dutch Wave を知らずにいたら、21世紀を乗り越えられないわあ。と。

 

それには、価値観の変革も必要だと思います。

そんなことの気づきも、必ず、旅にはあるでしょう。

 

私自身、モダンデザインが、生まれつきの自分のバックグラウンドであり、最大の好物であったものの、クラシックな美に対する憧れは、25歳を過ぎてから知って、その憧れは人一倍に強い。でも、どうかすると、バックグラウンドに戻る。

そんな、今があります。ヨーロッパで、インテリアデザインに最初に熱中したのは、16世紀のオランダだと。インテリアデザイン発祥の歴史を調べていて、見つけた。

 

フランス、イタリア、イギリス、美しい世界はいっぱいありますが、今、このムーブメント。今回のオランダガーデンツアーは、実り大き世界になることは間違いなしであります。

 

8月出発のツアーゆえに、若干、飛行機とホテルがほかの月に出発するよりもお高くなるのが悩みの種でしたが、この時期を外すと、植物の美も違うとのこと。

二度とないチャンスです。

 

もちろん、現代の世界中の庭に大きな影響を及ぼしている、ピート・アウドルフだけでなく、たとえば、「モダニズムの母親」と呼ばれてきたミーン・ルイスの庭も必見

 

Tuin Mien Ruys  は 70 年以上に渡って、ミーン・ルイスが自分の庭として作り続けてきた庭です。モダンでいながら自然主義的な、風景デザインに出会えるのが楽しみです。 DutchWave の創始者や世界中のデザイナーにインスピレーシ ョンを与えたという庭。ぜひ、実物を。

http://www.tuinenmienruys.nl/nl/documentary-mien-ruys/

http://dehefpublishers.nl/Lopende-projecten/Mien-ruys-de-biografie

Prions Tuinen は、Dutch Wave”のメンバー、ヘンク・ジェリシェン(Henk Gerritsen)とアントン・シュレプ(Anton Schlepers)によって、作られた庭。

当然、ミーン・ルイスの影響を受けたといわれています。強いデザイン

https://www.tuinenstichting.nl/agenda/openstelling-de-priona-tuinen/

http://prionagardens.blogspot.com

 

今回、宿泊するロッテルダムはオランダ第二の都市。第二次世界大戦で壊滅的に崩壊をした後、実験的な建築群がそびえる都市に変貌したとか。多くのアーティストが注目し、行ってみたい、ファッションやデザインショップがあるので、ああ、少し自由時間が欲しいなあと。悩んでいます。

https://www.holland.com/jp/tourism/destinations/rotterdam/shopping.htm

http://www.7cn.co.jp/7cn/culture/cc/news/2018/05/-dutch-wave.html