ygs -yoshiya gardens & studio-
©2011 ygs inc.

Category Archives: 旅行

心満たされる思い出@ウィッチフォードポタリー

6月のイングリッシュ・ガーデン・ツアーのアフターにコッツウォルズを旅しました。

最初の目的は、レディ・バンフォードのデイルズフォード・オーガニック帝国を味わうことでしたが

とても心に深く残った温かな時間は、ウィッチフォードポタリーのジム・キーリング夫妻のおもてなしでした。

ジムさんと最初に会ってから、かれこれ…..四半世紀が経っていて。

いつだって、大歓迎で迎えてくれた。私はウィッチフォードポタリーの植木鉢が大好きで、その世界観をずっとイギリスのガーデニングの一部みたいに思ってきたし、ジムさんのセンスの全てが本当に大好きなのだ。

しかしながら、私の英語力の乏しさに打ちのめされる瞬間が多々あり。それはジムさんの話題が古代宗教や地球の創生まで行っちゃうと(彼はケンブリッジ大学の考古学科をでてるから)

「あ”〜。私、フィーリングはすっごくわかるんだけど、言語的に、かなり理解できてないらしいので、ごめんね」と言っちゃった。フィフス・エレメントについては、後から勉強して見ましたよ。それはまた今度。

ジムさんの手料理。自宅のフリーレンジエッグのオムレツとジムさんのオーガニック畑から採れた野菜のサラダ、そしてお嬢さんの運営するカフェから運ばれたスープ。AGA でジムさんが焼いたパン。どれもこれも、本当に美味しかった!!!

そして、最後にいただいたのは、奥さまのドミニクさんが作ったケーキ!これがまた、手作りブラウニー史上最高に美味しかった!!!

 

健康にも良い….イギリスの食べ物

いまだに聞かれてしまうんですが、

イギリスって食事がまずいんですって?

 

もう絶句。ずっと言ってきましたが、美味しいお店は美味しい。

私のイギリスの友人宅で頂くクッキングもみんなおいしかった!

おいいくて簡単なそのレシピは、よく教えてもらったものです。

 

そして、私がイギリスに住んでいた30年近く前から盛んになっていたのが

オーガニック・メイドの牛乳や野菜。安全さからその人気に日がついたけれども

お値段が多少割高でも、おいしかったから、やはりその人気は高まっていったと思います。

また、早くから注目されていたキヌアやバジルシードなど。

ここ20年ほどでイギリスの食の素材。

またまたおいしくなっている!健康にも良い!それから、美しさも!

ポイントはそういう人が集まる場所に行くと、間違いない!

「この店はあまりよくないかも」って、行くのを躊躇するお店は確かにあるけれども

そういう店は東京にもパリにもあって、最初から選ばないように。というのが

私の考えですが….。コッルウォルドで買ったデイルズフォードの卵や牛乳。

デリのスープやサラダ。また食べたいなぁ。

 

フランクゲーリーとピンチョス

スペイン、ビルバオでの1泊2日の旅。

フランクゲーリーの世界に浸って、もう、精神的満足度120%のMax Happy なのに、その夜は、さらに、美味しいらしいと有名なピンチョスの店。GURE-TOKI へ。

散々美術館を歩き回って相当に疲れているのに、タクシーが捕まらず、かなりの距離を—–旧市街まで歩いて訪ねた。

 

カオス状に混み合うバールでピンチョスをオーダーする、それが、考えていた通りか、期待以上の美味しさ。

 

デザイン的に全く違うもの。いわゆる、伝統vsコンテンポラリーな価値観の抱き合わせ。こういう最も反対の。

全然似ていない。 こういう存在にいちどきに触れるのが好き。海外旅行のこれが醍醐味。

 

でも、実はどれも、最高にGood Taste なものに触れているというのが、最高に幸せで。昼も夜も、そして翌朝も、次の昼も。それは台湾でも同じで、現代建築のホテルに泊まって、B級グルメ的な立ち喰い屋さんに行くのとか。

それから、リチャード・セラの彫刻を見てすぐに、

ジョアンナ・ヴァスコンセロウスの作品を観る(残念ながら展示内容は写真撮影禁止)というのも、まったく違う体験。男性性 VS 女性性のような。

バラの咲き乱れるイングリッシュガーデンは、今やトラディション。

ナチュラリスティック・ガーデンのダッチウェーブは、コンテンポラリィ。

今度のイングリッシュガーデンツアーはそういう二極を同時に観る旅。同時にイギリスの端境期。日本も時代の変換期だろうか。

 

そこをじっくり観察するのも今年はチャンス。

気づかずに過ぎてしまわないように。

 

早く募集開始して欲しいですね。

ビルバオへ…行きたい


去年の8月にオランダでのガーデンツアーを終えツアーにご参加いただいた皆さまとお別れしてから、かねてから行ってみたかったスペインのビルバオへ。

スキポール空港から向かう際、飛行機の搭乗前、空港のシャンパンバーでいただいたヘリングがたいへんに美味しかった。空港でこんなに、自分が大好きなものがいただけるというだけで、このスキポール空港が気に入ってしまった。ちゃんとこの国でないと食べられない美味しいものがある。もともと空港は苦手な場所だけれども。こうした救いがあると少し気が安らいだ。

さて、そんな苦手な空港のトランジットを経て

ビルバオの軌跡とも言われる、現代美術と建築による地方創生の理想的な見本を体験に行った。

そんなことを書こうと思ったのは、今日は実は浜松へ、浜松ロータリークラブ主催で、観光カリスマ、山田桂一郎さんの講演の末席に。自分が講演をさせていただくことは多いけれども、第三者の講演を夢中で伺うという体験でした。詳しく書く余裕がないのだけれども、興味のある方は、藻谷浩介氏と共著の「観光立国の正体」を。この本は2年ほど前に夫が買ってきたのをたまたま私も読んで非常に感じ入った。私が浜松や中之条、ほかの地域で庭に関わる使命感のようなものに、このような考えへの共感がある。

 

今回の氏の講座で心に残った言葉はたくさんありましたが、「地域をより良くして残す!」という考え方。

建築でも庭でも、その意識を根底にもって計画することが重要だと思いました。ただの自己主張や人気取り。というようなことだけではなく。

ビルバオに話を戻すと、このグッゲンハイム美術館へ行く。という目的には、まるで付属ホテルのような(実は、そうではないけれど)美術館の真向かいのホテルに宿泊し、周辺の美味しいレストランへも絶対に行きたいとの思い。これは、私にとっては、研修旅行という意味合いも多い。これを次の仕事に生かすための。

 

なので、一泊二日の海外旅行。みっちりと美術館は二日間とも行き、話題のレストラン ネルアも、スペインといえば、ピンチョス!へも行けた。行動は全て起こせて、それなりに地元への経済的貢献もできたと思う。お付き合いくださった友人、ありがとうございました。

 

ただ余裕のない旅。一泊だけなので、なるべく良いホテルの、良い部屋に泊まるための努力というか。調べに調べて。

部屋からは美術館の見える部屋!というリクエスト。(美術館の見える museum view  は同じ広さの部屋でも、割高の設定だけれども、部屋はそこから埋まる)

でも、ホテルの部屋の割り当て。って運だめし。

なんというか。結局はその部屋が熟睡をもたらすかどうか。それは部屋に入った途端の部屋のオーラみたいなものがあり、私はダメな時は、どれほど高級でも寝付けない部屋に出くわしたらアウト。しかし、この部屋はよく眠れました。

ただし、部屋の機能があちこちに分散して、一人で使う部屋。一泊だけだと使いこなせなかった。

ベッドからバスルームまで遠いとか。

まったく座らなかったリビングルームとか。

でも、心からワクワクして、本当の意味での脱日常ができたので、そんな体験をさせてくれたビルバオのグッゲンハイム美術館

(不思議なんだけど、もちろん展示作品も素晴らしくて大感動だったけれども、この美術館があるという街の雰囲気に浸れたことが最高でした)

そうした思い出が、確実に自分のメンタルを支えていると感じることがある。

 

ものを買うより、思い出に投資。

年をへて一層その思いが強くなる今日この頃でした。忙しすぎて、このようにいわなくてもいい余計なことを書くブログ。月に一度くらいは許されるだろうか。